パソコンがハードとソフトでわかれていることは前のページで説明しました。それをさらに分類していけばトラブルの故障箇所を区別できます。そうすればそこを直せば直るという結論にいたることができます。ということでハードをさらに分類してみます。
パソコン本体をあけてみたことはありますか?普通はあけることはないと思いますが、あけるとこのような部品がそれぞれくっついていることがわかります。それぞれとても大事な役割を持っています。いわゆる「自作」をやってるかたはこれらの部品の名前は知ってると思います。これらの部品は色々な性能の違いがあるので好きな人は、このような部品を自分好みの性能のもので選んで組み立てていくのが自作とよばれています。かなりおおまかにわけると図4のような感じになります。まずは以下で、パソコン内部の各部品について仕組みと一緒に、おおまかにですが説明します。
マザーボードは、マザーというだけあってパソコンの中で一番重要な部品。マンガとかゲームとかでもよくある、大きなコンピュータシステムの中枢の部分をマザーコンピュータとかいったりしますが、このマザーはそんな感じの意味になります。具体的な役割は、他の部品の状態を管理したり電源など調整したりします。とりあえず簡単な説明で申し訳ないですが、あとでまた詳しく説明してあります。
電源ユニットは電源を供給する部品。一般的なコンセントから電源をとるための役割を担います。これがないと電源が入りません。
CPUとはコンピュータの信号を処理する部品。人間で言うと「脳」にあたります。CPUはマザーボードにくっついていて、この性能次第で、処理がはやくなったり遅くなったりする。同じような処理速度に関する部品でメモリという部品がある。役割は違うが、どっちも使うときにはいいものをえらばないと、動作が遅くて大変になります。
CDドライブはCDをいれて読み取る装置。CDが読み取れないときは、だいだいこれが壊れているので、交換すれば直ります。
ハードディスクはデータを保存する部品。ハードディスクが壊れるとデータが全部消えます。逆に言えば、パソコンが起動しなくてもこのハードディスクが壊れていなければデータが取れます。
ほかにもいろいろありますが、これらが組み合わさって、ソフト(Windowsとか)をインストールしたものがよく使われるパソコンです。最初のうちはイメージがわきづらいですが、パソコンとはこれらの部品が組み合わさってできています。これらの部品をシステム(Windowsなど)で処理することによって、わたしたちはパソコンとして使っています。ちなみにこういった部品はパーツ屋さんに行けば売ってるので、意外と自分で交換ができるかと思います。ただしノートパソコンの場合は、構造は一緒ですが、形が特殊だったりして部品がなかなか売ってなかったりします。
パソコンの仕組み 接続端子一覧図解
たくさんある接続端子ですが、よく使われるのは決まってるかと思います。接続の端子の一覧を紹介します。ここにあるのは一例ですが、とくに有名でよく使われるものを紹介します。
LAN・・主に他のパソコンやモデム・ハブ等とつなぎ、ネットワークに参加するために使う
USB・・プリンタ・USBメモリなどなど、いろんな周辺機器用に使われる
PS2(マウス)・・マウス用に使われます、マウスはこれ以外にUSBタイプがあります
PS2(キーボード)・・キーボード用に使われる、これもUSBタイプあり
D-SUB15ピン・・主にモニタとつなぐために使われる、パソコン用のモニタはだいたいこれか次のDVIのどっちかです
DVI・・主にモニタとつなぐために使われる、DVIにもDVI-DとDVI-Iがあったりします
スピーカー・・スピーカーやマイク、ヘッドフォン用に使われる
TV・・テレビアンテナとつなぐために使われる、これは丸型
電源・・電源のコードをつなぐために使われる、パソコンの電源コードはほぼすべてこれかと
内蔵機器用インターフェース(端子)図解
上で紹介したマザーボード、電源ユニット等の、パソコンの内部の機器で接続される端子の図解。
4ピン、20ピン、24ピン・・マザーボードと電源ユニットをつなぐ端子
SATA、IDE、4ピン・・ハードディスクやCDドライブとマザーボード、電源ユニットとの接続端子
フロッピー・・フロッピーディスクとマザーボード、、電源ユニットとの接続端子
PCI、PCIEXPRESS・・拡張ボード用のマザーボードの接続口
接続端子は見たことくらいはあると思います。内蔵端子については、今ざっと見たところでなんのこっちゃという感じかもしれませんが、とりあえず次に進みます。